AMDは23日、"Richland"の開発コード名で知られるAPU「AMD Elite A」シリーズの新モデルとして、TDPが45Wの「A10-6700T」を発表した。24日より日本国内限定で発売する。店頭予想価格は17,480円で、本日より一部店舗で予約販売を受け付ける。

A10-6700T

"Richland"は32nm SOIプロセスで製造されるAPUで、アーキテクチャは第2世代AシリーズAPU(開発コード:Trinity)と同様にCPUコアがBulldozerベースのPiledriverコア、GPUコアがDirectX 11に対応したVILW4世代のNorthern Islandsコア、ソケットがSocket FM2を採用する。

2013年6月に最上位モデル「A10-6800K」をはじめとした5製品をすでに発表してるが、TDPは100Wもしくは65Wで、TDP45Wモデルとしては「A10-6700T」が最初の製品となる。

主な仕様は、コア数は4、ベースクロックが2.5GHz、ブーストクロックが3.5GHz、統合グラフィックスはRadeon HD 8650D、SP数は384基、GPUのクロックは720MHz。既存モデルとの比較は以下の通り。

■スペック比較
モデル A10-6700T A10-6800K A10-6700 A8-6600K A8-6500 A6-6400K
コア数 4 4 4 4 4 2
定格クロック 2.5GHz 4.1GHz 3.7GHz 3.9GHz 3.5GHz 3.9GHz
Turbo Core 3.5GHz 4.4GHz 4.3GHz 4.2GHz 4.1GHz 4.1GHz
共有L2 4MB 4MB 4MB 4MB 4MB 1MB
最大対応メモリ DDR3-1866 DDR3-2133 DDR3-1866 DDR3-1866 DDR3-1866 DDR3-1866
GPU Radeon HD 8650D Radeon HD 8670D Radeon HD 8670D Radeon HD 8570D Radeon HD 8570D Radeon HD 8470D
GPU SP数 384基 384基 384基 256基 256基 192基
GPUクロック 720MHz 844MHz 844MHz 844MHz 800MHz 800MHz
TDP 45W 100W 65W 100W 65W 65W