皆さんはLINEのタイムラインは成功していると思いますか――。LINE執行役員の舛田淳氏は、8月21日に舞浜アンフィシアターにて開催したイベント「Hello, Friends in Tokyo 2013」のプレゼンで、こう切り出した。なぜ桝田氏は第一声から会場にそんな問いかけをしたのか。それには理由がある。

LINE執行役員の舛田淳氏

昨年の同時期、LINEはカンファレンスにて「プラットフォーム戦略」を掲げ、従来のコミュニケーションツールとしての役割に加えてSNS的な立ち位置を担う構想を発表していた。タイムライン機能はそのプラットフォーム戦略の柱となる新機能だったが、リリース直後のユーザーの反応は芳しいものではなかった。

桝田氏自身もそうしたユーザーの声や世間の空気は十分に把握しており、だからこそ冒頭のような問いかけから話をスタートしたのだ。

「なぜそう聞くかというと、タイムラインをリリースしてからユーザーやメディアの声として、タイムラインはいらないんじゃないかとか、邪魔なんじゃないかとか言われています」

しかし、桝田氏はあえてこの一年、タイムラインに関する具体的な数字は公表せず、失敗とも成功とも言ってこなかった。

では実際のところ、タイムラインの実情はどうなっているのか。

「タイムラインはグローバルで月間7,300万人に使われています。これはユニークユーザーの数字で、リリースから330%の成長を遂げています」

タイムラインユーザーはグローバルで月間7,300万人