ディーアンドエムホールディングスは8月22日、Bowers & Wilkins(B&W)社の「CM10」を2013年10月より国内発売すると発表した。ローズナットとウェンゲ、ブラックの3色が用意されており、希望小売価格はローズナットとウェンゲが283,500円、ブラックが311,850円(いずれも1本)。販売単位は2本2組となる。

B&W「CM10」。左よりローズナット/ウェンゲ/ブラック

CM10は、CMシリーズの新たなフラッグシップモデルとなる製品だ。最大の特徴は800 Seriesなどにみられる「トゥイーター・オン・トップ」構造の採用で、CMシリーズでは初となる。また、アルミニウムドームの周囲を第2のアルミニウム層で補強する「ダブルドーム」設計により、構造を強化。超高域でのボイスコイルの変形を防止するとともに、可聴帯域でのスムーズなピストンモーションを実現している。

使用ユニットは、25mm口径デュアル・レイヤー・アルミニウム・ドーム・トゥイーター×1、150mm口径ウォーブン・ケブラーコーンFSTミッドレンジ×1、165mm口径ペーパーケブラー・コーン・バス・ドライバー×3。CM10のキャビネットはCM9と同じ高さだが、ツイーターがキャビネットの上に移動したことにより、CM9よりも1本多い、3本のバス・ドライバーが搭載可能となった。

周波数特性は28Hz~50kHz(-6dB)で、出力音圧レベルは90dB。インピーダンスは8Ω。サイズはW366×D414×H1,087mm、質量は33.5kg(ツイーター、台座含む)。