キヤノンは8月22日、デジタルカメラ「PowerShot」シリーズの新モデル「PowerShot SX170 IS」を発表した。発売は8月下旬で、価格はオープン。推定市場価格は19,980円前後となっている。
2012年9月に発表された「PowerShot S160 IS」の後継モデルで、幅108mm、厚さ(奥行き)43.9mmの小型ボディに光学16倍のズームレンズを搭載する。画質劣化を抑えてデジタルズームを行う「プログレッシブファインズーム」利用時は、32倍までのズームが可能。
S160 ISではバッテリーに単3形電池×2本を使用したが、SX170 ISでは専用のリチウムイオン充電池を使用する。これにより、撮影可能枚数(CIPA準拠)がS160 ISの約140枚(アルカリ乾電池使用時)から約300枚へと大幅に増えた。
カメラが被写体や撮影条件などを判別して最適な設定を適用してくれる「こだわりオート」は32シーンに対応。ブレ補正機能を自動で切り替える「マルチシーンIS」にも対応する。
主な仕様は、撮像素子が有効約1,600万画素の1/2.3型CCDで、レンズが焦点距離28~448mm(35mmフィルム換算時)の16倍ズーム、開放F値がF3.5~F5.9、対応感度がISO100~ISO1600(ローライトモード時、ハイスピード連写モード時はISO6400まで)となっている。画像処理エンジンはDIGIC 4。背面のモニターは約23万ドット・3型の液晶方式で、記録可能なメディアはSD/SDHC/SDXCカード。
サイズはW108×D43.9×H71mm、重量は本体のみで約228g、バッテリーとメモリーカードを含む状態で約251gとなっている。