ゼネラルモーターズ・ジャパンはこのほど、グランドクーペモデルのコンセプトカー「エルミラージ」を発表した。米国カリフォルニア州カーメルで開催されているペブルビーチ・コンコース・エレガンスでベールを脱いだこのモデルは、キャデラック・ブランドの頂点、新しいビジョンとして紹介されている。
2ドアグランド・クーペのクラシックなスタイルでありながら、現代風にアレンジされた「キャデラック エルミラージ」は、全長501cmという存在感のあるボディを持つ。そのデザインはなめらかな流線型のシルエットと、キャデラックらしい堂々としたフロントマスクを両立。コンセプトは、キャデラックの哲学であるドラマチックなデザインとパフォーマンス、軽量化、生き生きして活気のあるクルマづくりを推進させることだという。
エンジンは推定500PSの4.5リットル・ツインターボ付きV8エンジンを搭載し、後輪を駆動する。また、そのアーキテクチャは、「キャデラック ATS スポーツセダン」や、新型「キャデラック CTS」で示した軽量化、後輪駆動パフォーマンスへのキャデラック・ブランドとしてのコミットメントを表しているという。
インテリアは2+2の4人乗りながら、ドライバーにフォーカスしたコンセプトとなっている。メーターはアナログゲージの後ろにワイドスクリーンを配置したほか、ナビゲーションと接続できる収納可能な10インチのタッチスクリーンも備える。