タレントのLiLiCoが、水木しげる原作の妖怪物語を映像化したフジテレビ系の関東ローカルドラマ『水木しげるのゲゲゲの怪談』(8月31日15:00~17:00)で初主演を務め、"砂かけばばあ"役に挑む。
同作は、水木しげるの原作を昭和の世界観で再現。「砂かけばばあ」「不死鳥を飼う男」「妖怪枕返し」「永仁の壺」の4編からなるオムニバスドラマで、「砂かけばばあ」にLiLiCoと林遣都、「不死鳥を飼う男」にお笑いコンビ・ピースの又吉直樹と佐野史郎、「妖怪枕返し」に濱田岳とトリンドル玲奈、「永仁の壺」に倉科カナと山本裕典が出演する。LiLiCoのほか、又吉も今回の貧乏ミステリー作家役がドラマ初主演となる。
演技に向いていないと感じていたことから、演技が求められる仕事は断っていたというLiLiCo。しかし、演じる役が"砂かけばばあ"と知って大爆笑し、すぐに「やりたい!」と思ったという。覚悟を決めてからも「その時から、"早く演じたい"反面、"本当に大丈夫かな"という気持ちのアップダウンがずっと続いていましたけど…」と悩んでいたようだが、脚本を読んだときには「これは私の話!?」と思うほどにのめり込み、「ぜひシリーズ化したいです(笑)」と次回作への期待も寄せた。
また、「スタンバイして階段の上から下にスタッフの方をのぞいた瞬間に皆さん『うわっ!』ってリアクションだったので、その時は『やったな!』って思いました」と現場エピソードを明かし、「切なさや意地悪さだったりといった感情の強弱がすごくある役だったので大変でしたけど、ずっと楽しかったです」と撮影を振り返っていた。共演の林とはこれまでインタビューで何度も顔を合わせたことがあったようで、「非常に不思議な感じでした」。それに対して林は、「序盤から振り切っていてLiLiCoさんにしかできない恐ろしい砂かけばばあがそこにいました」とその怪演ぶりを伝えた。
そのほか、ドラマ初出演を果たした又吉だったが、「ドラマの現場という初めての環境に完全に飲まれてしまいまして緊張しすぎて少しじんましんが出ました」と精神的に追い込まれていた様子。スタッフや共演者から指導を受けたことを感謝しながら、「日常会話から棒読みと言われる僕を助けるのは相当大変だったと思います。申し訳ないです」と謝罪のメッセージを送っていた。
ドラマには4編のオムニバスをつなぐナビゲーター役として、ゲゲゲワールドではおなじみの猫娘と目玉のおやじも登場。各話の合間で、視聴者をほっこりさせてくれるという。