聞いたふり、知ったかぶりしやすいカタカナビジネス用語。上司や先輩が知ってるものとして使ってきた言葉がわからず、スルーしたら大変なことに…なんてこともあります。「何を聞いていたんだ!」としかられる前に、本当の意味をチェックしておきましょう。今回は「タ~ハ行」のビジネス用語をまとめてみました。
■ビジネス用語「タ行」ダウンサイジング、ディスクロージャー、トレーサビリティ
・ダウンサイジング…物や組織を小規模にして、利益をあげやすくすること。
例:「山田君、既定モデルのダウンサイジングによるメリットとデメリットをまとめておいてくれ」「ダウンサイジングできるなら、山田君の案でまとめよう」
・ディスクロージャー…企業内容にまつわる情報開示。
例:「山田君、ディスクロージャーを見て、問題点をいくつか挙げておいてくれ」「正しい理解を得るためには、ディスクロージャーの透明性を確保することが必要だ」
・トレーサビリティ…商品、製品の生産・加工・流通過程をさかのぼって追求する仕組み。
例:「山田君、A食品のトレーサビリティは確保されているのか?」
■ビジネス用語「ナ行」ナレッジマネジメント、ニッチ、ノックダウン
・ナレッジマネジメント…個人が持つ知識や経験を組織全体で共有すること。
例:「社内のナレッジマネジメント実現のために、全員に協力してほしい」「山田君、ナレッジマネジメントを機能させるためには、どんな仕組みが考えられる?」
・ニッチ…隙間を意味する。ニッチ市場とは、誰も手をつけていない、ターゲットが絞られた特定の分野や市場のこと。
例:「山田君、A部門におけるニッチ商品には、どんなものが考えられる?」
・ネゴシエーション…交渉や折衝のこと。 例:「A社との取り引きでは、山田君にネゴシエーションを任せるつもりだ」
■ビジネス用語「ハ行」バッファ、ブレスト、ボトルネック
・バッファ…「遊びやゆとりが効く部分」という意味。PC用語であれば一時的なデータの記憶領域。
例:「山田君の見積もりに組み込まれているバッファは、どの程度だ?」「バッファを見てスケジュールを組もう」
・ブレスト…ブレインストーミングの略。集団でアイデアを出し合い、集団の連鎖反応で新しい発想を生み出す手法。
例:「企画の定期的なブレストを開催したいので、人員を集めてほしい」「山田君、ブレストの進行役を頼めるかな」
・ボトルネック…効率や作業工程において、全体の効率や工程をおとしめている部分のこと。 例:「山田君、現在の工程でボトルネックはどこにあると思う?」
カタカナビジネス用語は意味がわかれば、社内で意思疎通を図るのにとても便利で、役立つ言葉です。毛嫌いせずに、是非活用してみてくださいね。