シャープは8月20日、液晶テレビ「AQUOS(アクオス)クアトロン」の新モデル「LC-60Z9」を発表した。発売は9月10日。価格はオープンで、推定市場価格は290,000円前後。
アクオスクアトロンは、光の3原色RGBに黄色を加えることで、3色だけでは表現しきれない色域を表現する「4原色技術」を採用するテレビ。LC-60Z9は、アクオスクアトロンのスタンダードモデルとして位置付けられている製品だ。スタンダードモデルと銘打たれているが、それはあくまでも「アクオスクアトロンとして」という意味で、録画やネット対応など多彩な機能を搭載している。
チューナーは地上デジタル×3基、BS/110CSデジタル×2基を搭載しており、番組視聴中でも外付けHDDに2番組同時録画が可能だ。長時間録画にも対応している。また、テレビ放送とネット情報を一覧表示する「ビジュアルモーションハイド」を搭載。DLNA機能も利用できる。3Dにも対応しており、16倍相当の動画表示能力を実現する「240フレッドスピード」も採用されている。上位機種との違いは、映り込みを減らす"モスアイ"パネルや、"アルミフレーム"デザインを採用していない点。
映像エンジンには、液晶パネルの性能を引き出す「高画質マスターエンジン プロ」を採用。オーディオ部分には、ヤマハが開発した音声LSI「新・AudioEngine」と3cm×15cmのフロントスピイーカーを搭載。実用最大出力は10W×2だ。
本体サイズは、W1383×D376×H888mmで、質量は約35kg(スタンド含む)。消費電力は約171Wで、年間消費電力量は125kWh/年となっている。