ふだん、2リットルのペットボトルの水を何本常備していますか?

キリンビバレッジは6月18日~20日にかけて、全国の小学生の子供を持つ母親800名を対象に「震災時の備えと水分補給に関する調査」を実施した。

52%はペットボトル1本以上備蓄

最初に、ふだん2リットルのペットボトルの水を何本常備しているか尋ねたところ、「0本」と回答した人が最も多かった(47.8%)。「6~11本」(14.8%)、「1~2本」(13.5%)、「3~5本」(13.0%)、「それ以上」(4.1%)を合わせると、52.2%が何本か水をストックしているとのこと。

また、水をストックしていると回答した家庭でも、家族1人あたりに換算すると51.4%が1本しかストックしていないことが分かった。救援体制が整うといわれる3日間に、家族1人あたりが必要な生活水の目安は「2リットルペットボトル5本以上」だが、備蓄量が5本以上の人は7.4%で、備蓄が0本の人を含めた全体からすると、わずか3.8%だった。

2リットルのペットボトルの水の備蓄量を家族の人数で割ると、1人あたり何本になりますか?

次に、現在の備蓄本数に経年変化があるか尋ねたところ、2012年と比較して「変わらない」と回答した人が87.3%だった。

現在の備蓄本数は、2012年と比較して量に変化はありましたか?

南海トラフ地域は水の備蓄意識が高まる

続いて、南海トラフ巨大地震で断水被害が大きいと想定される県(静岡、愛知、京都、大阪、兵庫)に住んでいる人を対象に調査すると、水の備蓄量が平均4.7本(全国平均4.0本)と、昨年の平均備蓄本数よりも0.6本増加していることが分かった。

ふだん、備蓄している2リットルペットボトルの水の本数はどれくらいですか? ※南海トラフ地震で断水の被害が大きいと想定される地域に住んでいる人対象

ちなみに、内閣府が発表した南海トラフ巨大地震対策の最終報告書では、各家庭で水や食料品など1週間分の備蓄が必要であるとしている。