Lenovoグループは香港時間15日、2013-14年度第1四半期決算(2013年4月-6月期)を発表した。四半期売上高は前年比で10%増加した88億米ドル、純利益は前年比23%増となる1億7,400万米ドル。一株あたり利益は1.67米セントとなった。
また、世界市場のシェアは前年比+1.7ポイントの16.7%となり、GartnerおよびIDCの2013年第2四半期データにおいてシェア1位を達成した。
製品別の状況
第1四半期の製品別の状況としては、ノートPCの売上高が同グループの世界総売上高の52%を占めた。世界市場シェアは前年比1.9%増の17.3%に伸び、連結売上高は45億米ドルを達成。一方、デスクトップPCは前年と比べわずかに低下。世界市場シェアは1.5ポイント増加した16%となったが、連結売上高は前年比で2.8%減少した。
また、この第1四半期でスマートフォン分野とタブレット分野の売上高合計が初めてPCを抜いたという。スマートフォンやタブレットを含むモバイル・インターネット・デジタル・ホーム(MIDH)製品の連結決算は、前年比で105%増加した12億米ドルで、グループ世界総売上高の14%を占めた。
地域別の状況
第1四半期の地域別の状況としては、レノボ中国で売上高合計が前年比5.6%増の37億米ドルとなり、グループ全体の世界総売上高の42%を占めた。このなかで、スマートフォンとタブレット事業は前年比+76%と躍進し、市場シェア1位となった。また、日本でもNEC・レノボグループとして国内PC市場シェア1位となっている。
中南米を含む米州の売上高は前年比29%増の19億米ドルで、グループ世界総売上高の22%を占める。米州PC市場のシェアは前年比+2.1ポイント増の9.7%に拡大し、同市場で第3位となった。また、米国での企業向けPC市場は北米で10.1%に拡大。出荷台数は前年比22%増加したとする。