グリーは14日、2013年6月期の通期決算を公表し、売上高が1,522億3,800万円(前年度比4%減)、営業利益が486億1,500万円(同41%減)、経常利益が532億5,700万円(同35%減)、当期純利益が225億1,400万円(同53%減)と、減収減益になったと発表した。

また第4四半期決算では、売上高が370億300万円(前年同四半期比8%減)、営業利益が77億9,400万円(同59%減)、経常利益が95億4,600万円(同48%減)。一部ゲームアプリの見直しや資産等の再精査により、67億円の特別損失を計上した影響で、当期純損失は3億1,100万円となった。

ウェブゲーム事業は、スマートフォンのコイン消費がほぼ横ばいなのに対し、フィーチャーフォンでのコイン消費が前四半期比で減少。「神獄のヴァルハラゲート」などの新たなヒットタイトルを創出した一方で、既存主力タイトルの落ち込みが課題となっている。

一方、ネイティブゲーム事業は、海外市場を中心に急成長。前四半期比30%以上の成長を達成し、USスタジオでは5月に単月黒字化を実現。「Knights & Dragons」などの新規ヒットタイトルの創出が売上に貢献した。

同社では、今後、ウェブゲーム事業およびネイティブゲーム事業において、ゲームアプリの絞り込みや体制整備を推進。「GREE Platform」の成長とネイティブゲーム事業のグローバルでの成長加速に取り組みつつ、固定費の削減などを進めていくとしている。

(記事提供: AndroWire編集部)