スターチャンネルは全国の20~60代の1,000名を対象に、「映画の鑑賞スタイルと吹き替え需要の高まりに関する実態調査」を実施した。調査はインターネットにより、7月30日~31日にかけて行われた。 。
約6割が洋画は吹き替え派
まず、洋画を観る際に吹き替えで観るか、それとも字幕と吹き替えを見分けるかを聞いたところ、58.5%が主に吹き替え、41.5%が時と場合によると回答した。
また、自宅と映画館での観賞の際には字幕と吹き替えのどちらで観たいかとの質問では、自宅の場合、85.7%が「吹き替えで観る」と回答。一方、映画館の場合は、「吹き替えで観る」が48.9%、「字幕で観る」が51.1%とほぼ同等だった。
「ストーリーを理解しやすい」吹き替え映画の人気の理由
次に、字幕・吹き替えに対するそれぞれの印象を複数回答で聞いてみたところ、吹き替え映画については、「ストーリーを理解しやすい」、「ストーリーを楽しめる」といった意見が多かった。字幕映画については「字幕に集中し、内容把握が浅くなる」「文字数が限られている字幕だと内容が伝わらない」などの回答も寄せられた。
また、「映画を吹き替えで観たい理由」に対しては、複数回答で60.8%が「映像を楽しむため」、44.7%が「字幕が見づらいから」と答えた。一方で、主婦世代でもある30~60代の女性のみで全体と比較したところ、「家事をしながら観るため」と回答した人が4割以上となり、"ながら観"ができる吹き替え映画の需要の高さが表れる結果となった。
映画を自宅で観る人が7割以上に
ふだん、「映画館」と「自宅」のそれぞれの場所でどのぐらいの頻度で映画を観るかを質問したところ、「映画館」で月に2回以上観る人は2%だった。一方、76%が自宅で月に1回以上観ていると回答している。