Microsoftは8月13日(現地時間)、U字型キーボードとマウスをセットにした新製品「Sculpt Ergonomic Desktop」を、自社ブログの「Windows Experience Blog」で発表した。同名称を用いたエルゴノミクス(人間工学)デザインのキーボード&マウスは過去から存在していたが、今回は大胆にU字型を採用している。キーボード単体の「Sculpt Ergonomic Keyboard For Business」と、マウス単体の「Sculpt Ergonomic Mouse」もラインナップ。

Sculpt Ergonomic Desktop

Microsoftでは、コンピューターを利用するユーザーの健康を改善するため、人間工学に基づいたキーボードおよびマウスの調査・設計を行っているが、「Microsoft Healthy Computing Survey」の調査によると、「米国の労働者は仕事のために1日7時間をコンピューターの前で過ごし、85%もの労働者が首や肩に何らかの苦痛を抱え得ている」という。

「Microsoft Healthy Computing Survey」による調査結果

同社は以前から「Microsoft Natural Keyboard」や「Natural Ergonomic Keyboard」などを発売してきたが、今回のSculpt Ergonomic Desktopはその後継機に当たる。大胆な分割レイアウトを採用し、自然に手がフィットするキーボードに仕上げたと、同社のWindowsコミュニケーションマネージャーであるBrandon LeBlanc(ブランドン・ルブラン)氏は記事で紹介していた。

キーボードは大胆なU字型

テンキーは分離している

Sculpt Ergonomic Desktopは、Windows 8およびWindows 8.1での利用を踏まえ、メディア再生やスナップコントロール用のホットキーを用意。テンキーはキーボードから独立しているため、必要に応じて使い分けられる。また、同様のコンセプトで設計し、肉体への負担を最小限に抑えた「Sculpt Ergonomic Mouse」もラインナップに加わる。1クリックでWindows 8のスタート画面を表示する「Windows」ボタンや4方向スクロールボタンを装備。レシーバーのインタフェースはどちらもUSBで、対応OSはWindows 7 / 8 / RT。

Sculpt Ergonomic Mouse

現時点で日本国内向けの販売タイミングや価格は不明だが、米国では今月からSculpt Ergonomic Desktop(キーボード&マウス)を129.95ドル、Sculpt Ergonomic Keyboard For Business(キーボード単独)を80.95ドル、Sculpt Ergonomic Mouse(マウス単独)を59.95ドルの希望小売価格で販売する。