ディラックは14日、簡易水冷キットに対応したフルアルミ製のミドルタワーケース「PC-10N」シリーズを発表した。シルバーとブラックの2色を用意。8月20日から発売し、店頭予想価格は20,000円前後。
開発時のテーマは「内部スペースの有効活用」と「ケースサイズを大きくしない」という2点。PC-10Nシリーズでは、サイド部に専用ブラケットを用意することで、デュアルファン仕様の簡易水冷キットを搭載可能とした。簡易水冷キットを使わない場合は、このブラケットに120mmファン×2基を搭載することで、水冷ベースにも空冷ベースにも対応できる。
5.25インチベイは3基で、上段の2基はツールレス構造。内部3.5インチベイは6基、内部2.5インチベイは2基。5.25インチベイは内部3.5インチベイと排他仕様になっており、3.5インチデバイスの最大搭載数は6台。標準ファンは、全面に120mm×2基、背面に120mm×1基。オプションで上面に120mm×1基と左側面に120mm×1基を追加できる。
拡張スロット数は8基で、拡張カードスペースは最大440mm、CPUファンの高さは最大155mm、電源ユニットの奥行きは最大300mm。外部I/Oポートとして、USB 2.0×2基、オーディオイン/アウト端子を備える。本体サイズはW210×D498×H473mm、対応マザーボードはATX、マイクロATX。