大人になれば仕事・恋愛・健康と様々な悩みがあるさ。できればちょっとのお金やライフハックで解決できたらいいんだけれど……大人の男性が直面する様々な問題に対して主にスマホを使った解決法を女性ライターがお教えします。今回は「スマホを使った安眠・スッキリ目覚めの方法」について。

今週のお悩み

最近、寝ても疲れが取れないし、朝もスッキリ起きられずに辛いです。目が覚めてもボーッとしてしまい、嫁に叩き起こされる始末。一応、睡眠は5~6時間は取れているはずなのに。寝ても体力・気力が回復しないのは、歳のせいなんでしょうか。

回答

「朝起き上がれないのは歳のせい? 」とおっしゃっていますが、そしたら朝5時に目が覚めてしまう私の立場はどうすればいいのでしょう? 今からこんなで年取ったらどうなるか、自分で心配です。それはともかく、仕事や家事で忙しい時は寝て疲れを取りたいのに取れないのは辛いですよね。長く寝ればいい、というわけではなく、睡眠のリズムと質が問題かもしれません。スマホを使って、試しに自分の睡眠を見なおしてみてはいかがでしょうか?

対策1 : アプリ・睡眠計を使ってスッキリ目覚めができる

まず、手軽にできる方法としてスマホアプリを使う方法があります。オススメは「快眠サイクル時計」。これはスマホの加速度センサーを使って利用者の睡眠の浅い・深いを分析し、眠りが浅くスッキリ目覚められるタイミングでアラームを鳴らしてくれるというもの。「起きたい時間より後に鳴ったら遅刻しちゃう」と思うかもしれませんが、起床時刻を指定すれば、その時間に遅れない時間帯でアラームが鳴るので、寝過ごしや二度寝をしないかぎり遅刻することもありません。

また、「快眠サイクル時計」と同じ仕組みでさらに精度が高いのが、オムロンの製品「ねむり時間計 HSL-002C」。こちらも加速度センサーで身体の動きを検知して眠りの具合をチェックしてくれるものですが、スマートフォンやパソコンと連動させることで、「きっちりネコタイプ」「ルーズなフクロウタイプ」など利用者の眠りの種類を判定し、快眠のアドバイスをしてくれます。また、眠りの状態をグラフ化し、睡眠や起床の時刻から体内時計を割り出してくれる機能も。

加速度センサーで睡眠の質を調べてくれる「快眠サイクル時計」と「ねむり時間計 HSL-002C」。便利なのですが、ただし布団の揺れ具合で測定するため、家族やペットと一緒に寝ている人の場合、うまく測れないということもあるとか。また、これさえあればすぐに解消というものではないので、そのあたりも。

「快眠サイクル時計」は最適な状態にアラームを鳴らすだけでなく、心地よく眠れて起きられるミュージックやアラーム音を収録

オムロンの「ねむり時間計 HSL-002C」。この時間計を枕元に置いて睡眠の様子を測定し、スマホやパソコンと連動させることで利用者の睡眠の特性を診断します

対策その2 : 身近のブルーライト対策をしておこう

一時期、「ブルーライト」という言葉をよく聞くようになりましたね。波長が380nm~495nm(ナノメートル)の青色光のことで、元々は朝の光に多く含まれ、スッキリとした目覚めに役に立つ存在。しかし、テレビやパソコン、スマホ・タブレットからもブルーライトが出ていて、長時間画面を見ていると逆に寝つきや睡眠に悪影響を与えると言われているのです。仕事柄、パソコンの画面を見る機会が多かったり、寝る前までスマホやタブレットをいじっていてという生活だと、どうしても寝つきにくく眠りが浅くなるなんてことが。すぐにできるブルーライト対策は以下の通り。

・ブルーライト対策メガネを利用する

JINSなどメガネメーカーが出しているブルーライトをカットするメガネを使用して、目への負担を減らす。

・ブルーライトカットフィルムをスマホやタブレットに貼る

画面に貼ってブルーライトを抑えるタイプのフィルムが出ています。これを貼って、ブルーライトを軽減。

・就寝1時間前にはスマホやPC、タブレットは使わないようにする

寝る前にブルーライトで神経が興奮してしまうと寝つけない原因に。使わない、どうしても使う時は対策メガネを使用する。

パソコンやスマホに向かう事が多い筆者もブルーライト対策メガネを使用。目の疲労や寝つきにくさは解消された気が

うまく睡眠が取れないと疲労が溜まって辛いもの。身近にできる対策を紹介しましたが、ストレスが溜まっている場合や精神的な負担が強い生活になっている場合、うつ病や睡眠障害を起こしている可能性も。もし、ここで紹介した方法でも改善されない場合は無理せず心療内科で診察してもらう事をオススメします。

(記事提供: AndroWire編集部)