米Bloombergの8月12日(現地時間)の報道によれば、米Appleは9月10日にiPhone発表イベント開催を予定しているほか、しばらく後にiPad新製品群の発表も行う予定だという。新型iPadでは9.7インチのフルサイズモデルが薄型軽量化し、さらにiPad miniはRetina対応が行われることになるという。
以前のAll Things Digitalのレポートにもあるように、Appleが9月10日にiPhone発表会イベント開催を予定しているほか、第3四半期以降登場といわれるiPad miniではRetina採用の話がWall Street Journalによって報じられている。今回Bloombergによれば、ある1つの情報源からiPhone発表会イベントの9月10日開催が確認できたとし、さらに2つの情報源からフルサイズiPadの薄型軽量化ならびにiPad miniのRetina対応が確認できたと説明している。複数の情報ソースでこれら話題が確認できたことで、さらに情報の確度が高まったといえる。
今回のもう1つの注目はWSJが同日12日に報じた新型iPadに関する詳報だ。現行モデルのiPad miniでは従来のフルサイズiPadで利用されていたガラス素材のタッチパネルに代わり、フィルム状のタッチパネルが利用されている。インセル(In-Cell)方式を採用したiPhone 5とは異なり、iPadではタッチセンサーの実現に従来ながらの液晶とカバーガラスの間にセンサーを挟み込む方式を採用しており、このタッチセンサー部分の重量だけで本体全体の1割以上を占めていたといわれている。WSJによれば、これが新型フルサイズiPadではiPad miniと同様のフィルム方式へと変更されており、軽量化ならびにさらなる薄型化を実現することになるという。現行モデルは新製品だったiPad mini人気の影に隠れる形になってしまったiPadだが、薄型軽量化で再び脚光を浴びることになるかもしれない。