NECは13日、インターネットやモバイルネットワーク(3G/LTE)の通信速度を瞬時に推定する新技術を開発したと発表した。同技術を活用することで、きめ細やかな通信量の制御が可能になり、より安定した動画配信や、Webページ閲覧が行えるという。

NEC発表資料。通信速度を瞬時に推定することで、より快適にネットワークに接続可能になるという

新技術は、従来の1/180の負荷で、1秒以内に通信速度が推定できるというもの。これまでは、電波状況の変化によって、Webページや動画の閲覧に時間がかかったり、IP電話での通話が途切れるケースが多かったが、同技術を活用することで、最新の通信速度に合わせたデータ制御を行い、より安定した動画や、Webサービスの提供が可能になるという。

なお、同社では、今後、ネットワークのモニタリングシステムやサーバーなどに新技術を適用することで、動画配信やIP電話サービスの品質向上に努めていくとしている。