意外にコンパクトな本体
SV600の同梱物からチェックしていこう。これまでのScanSnapシリーズに比べると、ずいぶんと大きな箱である。しかし梱包されていたのは、SV600本体、ACアダプタと電源ケーブル、USBケーブル、専用マット(原稿の下敷き)、本体の安定性を高めるストッパー、およびセットアップに必要なDVDやドキュメント類と、意外にシンプルだ。
本体のサイズは、W210×D156×H383mm、重さは約3kg。高さはあるが、設置スペースは意外に狭い。実際に使用するときは背景マットを敷くため、その作業スペースとしてW525×D484mmが必要となるが、背景マットはクルクル丸めて収納できるので、使わないときは片付けておける。
本体のボタンは、「Scan」ボタンと、「Stop」ボタンの2つのみ。背面には、USBポートと電源ポートがある。見慣れないのは前面にある2つの白いシートで、これは、スキャンの開始位置やホワイトバランスを補正するのに使う。
セットアップの手順は、ソフトウェアをインストールしたあとUSBケーブルでPCにつないで、SV600の電源をオンにするだけと簡単だ。ソフトウェアは、ドライバ&スキャンソフトの「ScanSnap Manager V6.2」、ファイル管理ソフトの「ScanSnap Organizer V5.1」のほか、さまざまなソフトが同梱されている。ファイリングソフト「楽2ライブラリ Smart with Magic Desktop」、OCRソフト「ABBY Fine Reader for ScanSnap」、PDF編集ソフト「Acrobat XI Standard」、名刺管理ソフト「CardMinder」といったソフトで、家計簿ソフト「やさしく家計簿 エントリー2」など一部のソフトはダウンロード提供となる。とりあえず必要なのは、ScanSnap ManagerとScanSnap Organizerなので、あとは必要に応じてインストールすればよい。