映画で使用された衣裳・小物を公開 (C)2013「利休にたずねよ」製作委員会

目黒雅叙園(東京都目黒区)は11月26日~2014年1月13日、園内の東京都指定有形文化財「百段階段」において、映画『利休にたずねよ』×百段階段 特別企画展を開催する。

文化財「百段階段」で映画の世界観を体感

百段階段「草丘の間」天井画。ここでは「利休・細川忠興&ガラシャ」をテーマに展示を行う

映画「利休にたずねよ」は、第140回直木賞を受賞した山本兼一氏の同名小説を映像化したもので、12月7日に全国公開予定。利休を演じるのは、歌舞伎俳優の市川海老蔵さん。衣裳は、数多くの映画の衣裳デザインを手がける宮本まさ江氏が担当し、文化財に指定されている「百段階段」にて、実際に映画で使用された貴重な衣裳・小物を中心に公開する。

展示は、「百段階段」の各部屋ごとにテーマを設け、映画のさまざまなシーンとの融合を図る。例えば、「十畝(じっぽ)の間」では、信長と宗易(のちの利休)の出会いを、「草丘(そうきゅう)の間」では、利休・細川忠興&ガラシャをテーマに展開。「頂上(ちょうじょう)の間」では、映画スチールと予告編の上映も行われる。

同展の開催時間は、10時~18時。入場料は、一般1,200円、学生は600円、小学生以下は無料。