「ソーシャル防災訓練実行委員会」を組織するヤフー、Twitter Japan、J-WAVE、森ビルの4社は31日、災害時に正しく、かつ効果的にソーシャルメディアを利用できるための取り組みとして「第3回ソーシャル防災訓練」を行う。
いざという時にパニクらないソーシャルメディアの活用法をマスター
同訓練は、内閣府と港区協力のもと、内閣府が同日に行う「防災フェア2013」と連携して実施するもの。災害時には、複数の情報入手手段を持つことが重要と言われており、ソーシャル情報を正しく効果的に使うためには、平時から訓練やルールを学ぶことが重要としている。
今回は首都直下型地震発生を想定し、ヤフーが提供する「防災速報」と港区公式Twitter(@minato_city)から発災を参加者(帰宅困難者役)へ通知。その後、避難などの災害関連情報が発信される。
参加者は、それらの情報をソーシャルメディアを活用し、指定された正しい場所まで避難する。避難途中のアクシデントをクリアすることで、ソーシャルメディアの正しい利用法や、行動を身につけることができる仕組みとなる。また、けが人の救護要請や火災の初期消火要請なども参加者が体験できる予定とのこと。
J-WAVEはミニFM局を臨時に設置
今回の新たな取り組みとして、参加者をあらかじめ募る。また、ネット利用者(被災していない想定)にオンラインでの訓練参加を促し、「被災者を助けるためのソーシャルメディアの活用」「ソーシャル安否確認」についての訓練を行う。さらに当日は、J-WAVEがミニFM局を設置し、インターネットにつながりにくいケースを想定し、訓練に関する正しい情報をラジオで提供する。
実施時間は、9時30分から12時00分。実地訓練の場所は六本木駅周辺となる。募集期間は20日の12時までで、募集人数は150名。応募は同訓練の特別WEBサイトで受け付けている。参加費は無料。また、「ネット上参加訓練」は、事前応募不要で、Twitterのアカウントを開設していればだれでも参加可能となる。