「現在、独身でいる理由」

楽天グループの結婚情報サービス「オーネット」はこのほど、甲信越地方在住の25~39歳の一般独身男女計527名を対象に「結婚」に関する意識について行った調査の結果を発表した。調査は7月5日~7日、全国の支社のうち、甲府支社、長野支社、新潟支社を運営する甲信越地方においてインターネットにて実施した。

結婚適齢期の男性の約3割が経済的不安を抱える

独身でいる理由を聞いた設問では、男性で最も多かった回答は「出会いの機会の少なさ」、次いで「経済・雇用の不安」となった。「経済・雇用の不安」においては、新潟県、山梨県、長野県それぞれで30%強となっており、県別による大きな差はく、結婚適齢期の男性約3割は経済的不安を抱えているいう結果が浮き彫りになった。

結婚相手に望む年収

「結婚相手に望む年収」

甲信越地方の女性が結婚相手となる男性に望む年収は487万円という結果になった。県別で見ると、新潟県と長野県の独身女性は490万円の年収を希望した。厚生労働省の調査を元に算出した長野県の男性の平均年収は490万円だが、新潟県の平均年収は460万円となっており、新潟県の女性が希望年収の男性と出会うのは困難であると想像できるという。

一方、男性が結婚相手の女性に望む年収は187万円で、最も高いのは新潟県の205万円であり、最も低いのは148万円の山梨県だった。

親のプレッシャー強い山梨、自由奔放な長野!?

「結婚式と披露宴の金額帯」

「そろそろ、結婚したら?」といってくる相手は誰かという問いに対して、男性の30.4%、女性の39.8%が「母親」と回答した。

山梨県の独身男性は、母親、父親のみならず親戚、友達、職場の人、知人といったすべての人から「結婚するように」言われている割合が甲信越地方のなかで一番高かった。同様に、山梨県の独身女性もほかの甲信越地方と比べると全体的に高い割合となっており、山梨県の独身男女は結婚へのプレッシャーを感じる機会が多いと推察される結果となった。