米Amazon.comは現在、7インチの「Kindle Fire HD」の価格を期間限定で199ドルから159ドルで販売している。この施策について、9月の新学期シーズンを狙った販売のテコ入れという話と同時に、次世代モデル登場の前兆だという意見もある。
7インチと8.9インチのKindle Fire HDが米国で発表されたのが昨年2012年9月6日。当時7インチモデルの16GB版が199ドルで発売されたが、それに合わせて旧モデルにあたるKindle Fireがそれまでの199ドルから159ドルに値下げされている。値下げのタイミングこそ去年と若干異なるものの、新学期シーズンあるいは年末商戦を狙ってKindle Fire HDの次世代モデルが発表されてもおかしくないと考えるのも自然だろう。
こうした新製品に関する噂を紹介しているのはAndroid Communityだ。例えば先月7月末にSlash Gearが報じた中では、2GHz駆動のQualcomm Snapdragon 800プロセッサを次世代Kindle Fire HDで搭載するという話がある。なお、現行モデルはOMAP 4460/4470であり、もし噂が本当なら大幅なスペックアップとなる。また7インチモデルでは1280×800ピクセルだった解像度も、8.9インチモデルと同等の1920×1200ピクセルというフルHD仕様へとスペックアップするという話もある。Nexus 7やiPad mini対抗という意味合いもあり、それ相応のグレードアップを達成してくるのではないかというわけだ。
(記事提供: AndroWire編集部)