パイオニアは8月8日、アクティブモニタースピーカー「S-DJ80X」「S-DJ60X」「S-DJ50X」「S-DJ50X-W」を発表した。発売は9月下旬。価格はオープンで、推定市場価格は、S-DJ80Xが30,000円前後、S-DJ60Xが22,000円前後、S-DJ50XとS-DJ50X-Wが15,000円前後となっている(いずれも1台)。

「S-DJ80X」(左)と「S-DJ60X」(右)

4製品ともに、DJやダンスミュージック向けのカジュアルなアクティブモニタースピーカー。いずれも2Wayのバスレフ型で、1インチソフトドームツイーターと、S-DJ80Xでは8インチ、S-DJ60Xでは6インチ、S-DJ50XとS-DJ50X-Wでは5インチのアラミド繊維ウーファーが使用されている。

「S-DJ50X」(左)と「S-DJ50X-W」(右)

エンクロージャーには高剛性MDF材を採用しており、インナーバッフルは、8インチモデルで最大33mm厚、6インチ・5インチモデルでは最大30mm厚。この極厚のインナーバッフルにダイレクトにウーファーユニットを取り付けることで共振を抑え、迫力のある低域再生を実現している。また、バスレフダクトに溝を設けることで空気の流れを整える「Groove(溝)技術」を採用しており、低音をスムーズに放射することが可能だ。

ツイーターには、TADモニタースピーカー「TAD Pro TSM-2201-LR」の「DECO」技術による凸形状のディフューザーを採用。中高域の音を左右と上方に広げ、立体感のあるサウンドと広いスイートスポットを実現している。

内蔵のアンプは、ツイーター用とウーファー用を独立させた新設計の「ABクラス倍アンプ」。最大出力は、S-DJ80Xが160W(LF:125W/HF:35W)、S-DJ60Xが125W(LF:90W/HF:35W)、S-DJ50X・S-DJ50X-Wが80W(LF:54W/HF:26W)。周波数特性は、S-DJ80Xが40Hz~20kHz、S-DJ60Xが45Hz~20kHz、S-DJ50XとS-DJ50X-Wが50Hz~20kHzとなっている。

入力インタフェースは、LXR×1系統/TRS×1系統/RCA×1系統を装備。本体サイズは、S-DJ80XがW276×D315×H401mm、S-DJ60XがW228×D295×H342mm、S-DJ50XとS-DJ50X-WがW197×D262×H301mm。質量は、S-DJ80Xが11.8kg、S-DJ60Xが8.5kg、S-DJ50XとS-DJ50X-Wが6.5kgとなっている。