熱愛・破局・事件などの芸能ゴシップを中心に、話題満載のワイドショーをイイとこ取りで紹介。これを見れば、1週間分の芸能ニュースを総ナメできる!
※【爽快情報バラエティー スッキリ!!】→【スッキリ】、【情報プレゼンター とくダネ!】→【とくダネ】、【情報満載ライブショー モーニングバード!】→【バード】、【ノンストップ!】→【ノン】、【情報ライブミヤネ屋】→【ミヤネ】、【アゲるテレビ】→【アゲる】と略表記します
●「交際12年、あややと慶太がついに結婚!」【スッキリ】
松浦亜弥と橘慶太が結婚を発表。松浦の「私の青春には、全て彼がいます」は、少女マンガを思わせる、背中がむずがゆいほどの名言だった。ただ、それも当然。なにせ12年の交際歴があり、2005年の交際報道から8年もかかっているのだ。その長さについて井上公造は、「アイドル同士という状況で周囲の反対もあって、熱愛報道後は明らかに距離を置いていた。目撃情報も全く聞かれなくなって『別れたかな』と思っていた」と振り返る。
昭和の時代はアイドル同士のカップルも多かったが、最近はほとんど耳にしない。「21世紀のアイドル同士が隠れて12年もつき合っていた」このニュースを聞いたAKB48やももクロのコメントが聞きたい。
●「東貴博&安めぐみ夫妻、早くも夫婦崩壊か?」【ミヤネ】
東が「あいつ、何回言っても直らないんだよ。ほんっとバカで嫌になるよ」とイラつき、安が「昨日は(東)たあくんが怖かったから、何時間もトイレにこもってた」と恐れおののく。
家事が苦手な安に、超潔癖症の東が腹を立てているという。掃除に加え、ガマンならないのが料理。ほとんど料理ができなかった安は、料理教室に通って上達したが、グルメな東は容赦なくダメ出し。出された料理を食べないこともあるらしい。安も東の亭主関白ぶりにうんざりしはじめているというが……番組は真相を東に直撃した。
東は「(料理にケチをつけたりは?)全然ですよ。相当料理作ってるじゃん、アイツ」「何の問題もないです」と全面否定した。まだバラエティ番組で話題にできるレベルなのだろう。
●「矢口真里、近江牛と発泡酒で激太りか」【ミヤネ】
不倫・離婚騒動で、メディアから姿を消してから2カ月半。自宅での引きこもり生活が続く中、ここにきて“激太り”報道が浮上した。ストレス解消目的でゲーム三昧の上、母親からA5ランクの高級近江牛を差し入れされて食べまくっているという。また、「2日間で3.6リットルもの発泡酒を飲んだ」「顔がパンパンだったというコンビニ店員の目撃談」も。今、メディア復帰して変わり果てた姿を見せることが、ある意味何よりのみそぎでは。
●「ASKAの薬物騒動で父親が真相を独白!」【ノンストップ】
突然、降って湧いたようなASKAの薬物騒動。報道では、10年前から札幌に拠点を置く暴力団員の手配で合成麻薬MDMAに手を染め、ASKAが薬物吸引する姿を盗撮した映像をネタに脅迫されていた。さらに、自宅前で記者と対面したASKAは、顔が異様にむくみ、ろれつが回らず、ボディビルダーのようなポーズを取るなど不自然だったという。
ただ、所属事務所はすぐさま完全否定。そこで番組は福岡に住む父親に13分ものインタビューを敢行した。父親は「報道は全然読んでいません。ありえないことなんですよ」とキッパリ。その根拠は今年6月3日に『全日本高齢者武道大会』に出場したから。「親子で初めて剣道大会に出場するだけに張り切っていた」から薬物なんてするわけがないという。
その後、一過性脳虚血症のためにライブの延期を発表したASKA。体調が心配されるところだが、父親は「本人に電話したら、『そんなに心配することはない』と言っていた」、さらに、「8月10日に母の誕生日を祝いに帰省する」とも。しかし、そもそも高齢の父親には薬物や病気の話はしないだろう。果たして本当に映像はあるのか? 事実無根であれば名誉棄損&損害賠償まちがいなしだが。
●「スザンヌ、妊娠5カ月を発表。名前はジャスミン?」【ミヤネ】
安定期に入ったことで公表したスザンヌ。先月29日に、夫のプロ野球ソフトバンク・斉藤 和巳が引退を発表したばかりだけに、家族ともども新たなスタートとなる。
母のキャサリンも、「5月の末に聞きました。孫ができたのがうれしくて号泣してしまいました。女の子が生まれたらニックネームは“ジャスミン”がいい。ただ、できれば男の子が欲しいですね。12月くらいから熊本に戻って、(1月に)こちらで産むと思います」と本人以上にリップサービス。スザンヌに、母のキャサリン、妹のマーガレット……子どもも九州ローカルのタレントにはなれそうだ。
●「桃井かおりが62歳にして初めての結婚へ」【ノンストップ】
1月に「ずいぶん前から落ち着いて幸せです。モテ期の桃井です」と言っていた桃井。さらに、「来年(結婚)するよ。今年か来年したいかな」というトーク番組のコメントも紹介された。かつて、つかこうへいさんとの婚約解消、森田芳光さんや伊集院静、萩原健一や業界人ら数え切れないほどの熱愛報道がありながらも、未婚を貫いてきた桃井だけに、ちょっと疑いたくなってしまう。
相手はロス在住の大手レコード会社に務める敏腕プロデューサー。出会いは12歳のときに留学していたロンドンで、再会はロサンゼルス。3年前から同棲しているらしい。松浦亜弥の12年愛もスゴイが、桃井の「50年前に出会った人と結婚」というのもスゴイ。しかも初婚なのだから、普通のタレントとはレベルが違う。
●「保田圭、幸せ絶頂の中、父が失踪していた」【ノンストップ】
5月の婚約発表時に「おめでとう」のメールが届いて以来、父と連絡が取れなってしまったという。保田は「捜索願は母が弟と一緒に提出しました」としんみり。父は地元でも有名な資産家だったが、経営の悪化で借金を重ね、昨年4月に両親は離婚。ただ、それは「家族に迷惑をかけないため」だったのかもしれない。保田は来年はじめに挙式を予定しているだけに、「ウェディングドレス姿を見てもらえたら幸せです」と話したが、その視線はうつろだった。果たしてバージンロードに父は現れるのか。
●「矢作兼が高速道路の壁に激突。MC設楽に即報告」【ノンストップ】
矢作は7日の夕方ごろ、ハーレーダビッドソンで神奈川県逗子市の横浜横須賀道路を走行中にトンネルの壁に激突。バイクが横転し、矢作は全身を強く打ったという。救急車で病院に運ばれ、右腕を骨折したという報道もあった。
矢作の友人である設楽統は、「昨日電話したのですが、地面がゆがんでてハンドルを取られたらしいんだけど、『でも大丈夫だよ』と言っていました」と会話のやり取りを明かした。矢作は中型免許こそ持っていたが、大型免許は5月に取得したばかり。不慣れなゆえの自損事故だったのか。
バイク事故と言えば、ケンタロウは昨年2月の事故からいまだ復帰できていないだけに、軽傷で済んでよかった。
●「橋本愛に再び熱愛報道…今度は綾野剛!」【ミヤネ】
橋本は5月に若手俳優・落合モトキとの熱愛報道があったばかり。しかも今度の相手は、主演俳優に上り詰めて絶好調の綾野だった。報道では、ジャズが流れる渋谷のオシャレカフェで食事し、綾野は橋本を「愛ちん」と呼んでいたという。14歳年下の17歳に「愛ちん」とは……。
橋本の事務所は「一緒に食事させていただきましたが、おつき合いはしておりません」、綾野の事務所も「カフェで待ち合わせしただけで、2人きりではなく映画関係者も一緒にいました」と、そろって完全否定。真相はどうであれ、認めることはできないだろう。仕事の問題というより、年齢的に。
●「押切もえ、華麗なるプロデュース歴」【スッキリ】
小説家デビューの決まった押切がゲスト出演。番組は服だけでなく、ジュエリー、着物、スイーツ、ゴルフ用品、マンション、温泉宿などを手がけてきた押切のプロデュース力に注目した。加藤浩次が「温泉宿は何をしたの?」と尋ねると、「『一室をまるごと変えていいよ』と言われたので、足湯をつけたり、ベッドをつけたのですが、予約が殺到しすぎて私も泊まれません」と余裕の笑み。加藤は「全て商売になるんだなあ」と素直な皮肉。いまだその人気は健在か。
最後にお約束の質問。結婚について聞かれた押切は、「願望はあります。優しくて頼りがいがあってかわいい人がいい」と答えた。これをきいた加藤は、「ハードルが上がりすぎちゃてるよ。結婚は『ダメなところをどれだけ受け入れられるか』だから」とマジ説教していた。
●「AKB48がドラフト会議を導入! こじはる『私も?』」【PON!】
5大ドームツアー中のAKB48が、11月10日にドラフト会議を開催することを発表。一般公募した選考通過者を各チームのキャプテンが指名し、重複した場合は抽選をするという。ルールから会場までプロ野球のドラフト会議をマネて行うだけに、応募者はチームを選べず、たとえば秋葉原を希望しても名古屋や難波、博多になる可能性があるのだ。高校生ならまだしも、義務教育の小中学生も同じ扱いなのか?
コメントを振られたレギュラーの小嶋陽菜は「よくわかんない。『私も出るのかな』って」と満点のボケ回答。すかさず岡田圭右が「バリバリのベテランですから」とツッコまれていた。前日の大阪ドーム公演を振られても、「何回か振りを間違えちゃいました。シングル曲はバッチリですがアルバム曲が」と笑ってごまかす小嶋。何ともオイシイポジションだ。
今、最注目のワイドショーは、断然『ノンストップ』。なかでも、オープニングコーナーの『ノンストップ・タブロイド』がスゴイ! 今週もASKAの父、土屋アンナ舞台の監督、モロゾフコーチなど、すぐにつかまえてコメントをオンエアした。今週は宮根誠司が夏休みで『ミヤネ屋』がパワーダウンする中、独走状態だ。過去にもYOSHIKIに生電話したり、ビッグマミィを連れてきたり、ビッグダディにキレられたり、ダメ元で何でもトライしていく姿勢は痛快。加えて、それらを全て包み込んでしまう設楽統のMCも素晴らしい。
きむら・たかし
コラムニスト、芸能・テレビ評論家、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブにコラムを執筆するほか、業界通として各メディアに出演&情報提供。取材歴1000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など。