メルセデス・ベンツ日本はこのほど、最高級ロードスター「SLクラス」の装備内容を大幅に充実させて発売した。内外装の高級感を高める装備を多数追加しながら、価格は全モデルとも据置きとしている。

「SLクラス」

「SLクラス」は1952年に発表された伝説のガルウィングモデル「300 SL」の流れを汲む高級スポーツカー。ロングノーズ・ショートデッキの伝統的で流麗なスタイリングを持ち、現行モデルではフルアルミニウムボディシェルを採用するなど、先進技術も盛り込んでいる。

今回の変更では、「SL 350」「SL 550」にAMGスポーツパッケージを標準装備とした。AMGスタイリングパッケージや19インチアルミホイールなど精悍な印象を高めるエクステリアに加えて、インテリアにもAMGスポーツステアリングやホワイトパイピングを施した専用デザインのスポーツシート(ブラック内装に適用)を採用する。

オプションも一部見直し、「SL 63 AMG」に設定されているAMGパフォーマンスパッケージの装備内容を変更した。出力 / トルク向上や外装にカーボンパーツを施し、「SL 63 AMG」の個性をいっそう引き立てる同オプションに含まれる専用ホイール色をマットブラックペイントとしている。これらの変更を施しながら、価格はすべて据置きで、「SL 350」が1,190万円、「SL 550」が1,560万円、「SL 63 AMG」が1,980万円などとなっている。