本田技研工業は8日、水冷・4ストロークエンジン搭載のモトクロス競技専用車「CRF250R」をフルモデルチェンジするとともに、「CRF450R」の一部仕様を変更し、2014年型モデルとして8月8日から12月10日まで受注期間限定で、9月20日に発売すると発表した。なお、CRF250RとCRF450Rはナンバープレートを取得できず、公道および一般交通の用に供する場所では走行できない。
CRF250Rは、さまざまな走行シーンで自由に操ることができるモトクロスマシンを目指したというモデル。車体には新設計のアルミツインチューブフレームとスイングアームを採用し、エンジンは新形状のピストンを採用するなどで、圧縮比を従来モデルの13.2から13.5に高めて力強い出力特性を実現。また、消音効果とマスの集中化に寄与するショートタイプのデュアルマフラーを採用し、総合性能を向上させている。価格は73万5,000円。
CRF450Rは、フロントサスペンションとリアクッションの減衰力特性を変更することで、走行性能を向上。また、シリンダーヘッドの吸・排気ポートの形状変更によって、スロットルの低開度領域と高回転領域それぞれの出力を向上させいる。価格は87万1,500円。