通信文化協会は8月31日に、「ていぱーく」の愛称で親しまれてきた逓信総合博物館(東京都千代田区)を閉館する。同日には、49年間の歴史に幕を閉じる「閉館セレモニー」を実施する。
閉館日には記念切手型ポストカードをプレゼント
同館は、明治35年(1902)開館の「郵便博物館」を前身とし、昭和39年(1964)に旧郵政省、旧日本電信電話公社、日本放送協会、旧国際電信電話公社の共同運営で開館。日本で唯一の情報通信関係の総合博物館として、長年にわたり親しまれてきた。今回、大手町地区の再開発により、8月31日に閉館となる。
閉館日には、16時30分から1階特別展示場で閉館セレモニーを実施する。セレモニーでは、博物館にゆかりのあるキャラクターが応援にかけつけ、音楽や歌を披露。また、同日限りの特別企画として、来館者に記念グッズ(記念切手型ポストカード)を配布する。閉館日の日付を記したスーベニースタンプも用意し、来館者は自由に押印できる。
8月17日から閉館までは、ていぱーくにまつわる思い出を募集する「思い出ポスト」を館内に設置。投函(とうかん)された内容は、新しく開館する「郵政博物館」のホームページで順次紹介する。なお、「郵政資料館」は2014年3月1日に、東京スカイツリータウン イーストヤード9階に新しく「郵政博物館」として開館する予定。