DYMは、企業の人事担当者300人を対象に「新卒採用」をテーマにしたインターネットリサーチを実施した。調査期間は7月19日~22日。
2013年新卒社員は「素直」で「やる気がある」
2013年入社の新卒社員の好印象なところを聞いたところ、第1位は「素直である(52.0%)」、第2位は「やる気がある(37.3%)」となった。最も回答率の低かった選択肢は「即戦力になる(10.7%)」だったことから、仕事の能力よりもフレッシュマンらしい素直な姿勢ややる気が評価されていることがわかる。
一方、新卒社員の悪印象なところを聞いたところ、第1位「マナーや礼儀を知らない(38.0%)」で、新卒であってもマナーや礼儀を知らないと先輩に悪印象を抱かせてしまうことがわかった。なお、「好印象だったところ」では14.7%だった「特にない」が、「悪印象だったところ」では33.3%となり、今年の新卒に対してだいたい好意的な傾向があると考えられる。
採用担当者7割が「新卒の採用を積極的にするべき」と回答
2014年入社の新卒を採用する予定があるかを聞いたところ、「はい」が59.0%、「いいえ」が41.0%と、6割の人事担当者が2014年新卒の採用をする予定があると回答。調査対象の半数が「2013年入社に新卒を採用しなかった人事担当者」であることから、2013年度は採用しなくとも、2014年は新卒を採用する予定がある企業があることがわかる。
また、新卒の採用を積極的にするべきだと思うかを聞いたところ、「するべきだと思う(35.0%)」と「どちらかといえばするべきだと思う(32.0%)」の合計が67.0%にのぼった。7割にのぼる人事担当者が「新卒の採用をするべきだと思う」と考えており、新卒の入社は企業にとってもメリットがあると感じている人事担当者が多いことがうかがえる。
6割の人が新卒社員にいらだちを覚えた経験あり!
新卒の社員にいらだちを覚えたことがあるかを聞いたところ、半数を超える56.0%が「ある」と回答。どんなところにいらだちを覚えたか聞いたところ、「指示をしないと動けない」(42歳男性)、「挨拶をしないところ」(29歳女性)など、積極性やマナーに関する回答が多数を占めた。そのほか、「公私のけじめがつかない(時間感覚を含めて)子が多い」(59歳男性)や「プライバシーに関することを初対面で聞く」(39歳男性)など、新卒でなくとも気を付ける必要のある回答も数多く寄せられていたとのこと。