「アプリ」はiPhoneを含むスマートフォンに欠かせない要素。音楽や動画の再生、パズルやアクションゲーム、スケジュール管理や金銭出納などカバーするジャンルは多岐にわたり、その数は日々増えている。2013年6月にはApp Storeの累計ダウンロード数が500億件を突破するなど、ひとつの産業と言っていい規模にまで成長した。
そのようなアプリ市場の繁栄は、各種のプロモーションによるところも大きい。App Storeではアフィリエイトプログラムを用意することで、ブログなどのオンライン媒体に露出する機会を増やしている。アプリ開発者も価格をいつでも変更できるため、無償/割引キャンペーンを実施しやすい。
Appleでは、週替わりでゲームなどのアプリを無償提供する「今週のApp」というキャンペーンを継続的に実施している。App Storeの影響力は大きく、紹介されればアプリの知名度は飛躍的に向上するため、たとえ無償公開であっても広告効果を考えれば安いもの、とそろばんを弾く開発者も多いらしい。
そのAppleによるアプリ告知手段に「Apple Store」が加わった。7月公開のバージョン2.7.1から、「Store」タブにアプリの無償提供などを行うキャンペーンコーナーが追加されたのだ。第1弾として8月27日までの期間限定で「Color Zen」というゲームアプリが公開されている。直接App Storeから購入した場合は85円するアプリなだけに、ちょっと試してみようか、という気にもなるものだ。プレゼントはアプリ限定ではなく、曲やブックのこともあるそうなので、まめにチェックしてみよう。