電気通信事業者協会(TCA)は8月7日、2013年7月末日時点での携帯電話・PHSの契約数をとりまとめて発表した。新規契約から解約を差し引いた純増数ではソフトバンクが19カ月連続の首位となった。2位はKDDI(au)、3位はNTTドコモだった。
ソフトバンクは25万4,500増で、累計契約数は3,354万4,500契約となった。同社の純増数が20万件を超えるのは、これで25カ月連続。同社ではiPhoneをはじめとする端末の販売が好調を維持している。7月18日からは、他社からの乗り換えでホワイトプラン基本使用料が2年間0円になる「バリバリバンバンキャンペーン」、およびスマートフォン向け健康管理サービス「SoftBank HealthCare」を提供開始した。
2位のKDDI(au)は22万5,200増で、累計契約数は3,860万3,300契約となった。「au スマートバリュー」を始めとするサービスが好評。7月23日からは「au スマホデビューキャンペーン」を開始した。同キャンペーンでは購入後8日以内であればスマートフォンの返品を受け付け、対象のauケータイに特別価格で機種変更できるなどの特典が用意されている。
3位のNTTドコモは17万2,500増で、累計契約数は6,179万5,800契約。先月は純減(5,900減)を記録したが、今月は純増に転じた。同社では7月19日から「ドコモの夏 家族セット割」を開始。対象機種1台につき最大5,250円を割り引くなどの特典で、利用者の拡大を狙っている。
携帯電話全体としては65万2,300契約増で、累計契約数は1億3,394万3,600契約となった。
グループ | 純増数 | 累計 |
---|---|---|
NTTドコモ | 172,500 | 61,795,800 |
KDDI(au) | 225,200 | 38,603,300 |
ソフトバンクモバイル | 254,500 | 33,544,500 |
携帯電話総計 | 652,300 | 133,943,600 |
NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイルの純増数には、プリペイド契約および通信モジュールサービスについての純増(減)が以下の通り含まれる。
グループ | 純増数のうち | |
---|---|---|
プリペイド契約 | 通信モジュール | |
NTTドコモ | -14,900 | 21,900 |
KDDI(au) | -1,900 | 8,700 |
ソフトバンクモバイル | -300 | 68,100 |
PHSではウィルコムが3万7,600増で、PHS全体で累計523万6,700契約となった。同社は7月1日に東京地方裁判所から会社更生手続き終結の決定を受け、同日付でソフトバンクの連結子会社となった。同社では、8月6日から月額2,295円でスマホ利用が可能になる「だれスマ法人プログラム」を提供開始している。
グループ | 純増数 | 累計 |
---|---|---|
ウィルコム | 37,600 | 5,236,700 |
PHS総計 | 37,600 | 5,236,700 |
無線ブロードバンドサービス(BWA)のUQコミュニケーションズは3万8,500増で、累計426万800契約となった。
グループ | 純増数 | 累計 |
---|---|---|
UQコミュニケーションズ | 38,500 | 4,260,800 |