7月後半に発生したハッキング騒動により2週間近く閉鎖が続いていたAppleの開発者向けサイトの復旧が進み、今週中にもサイトの残り機能のほとんどが復帰する見込みだと同社が開発者らに告知している。現在もなお原因や被害状況などについては不明な部分が多いが、秋の新OSと新デバイスに向けてアプリをテストするための環境が復活したといえるだろう。
同件は8月5日(現地時間)にAppleが開発者らに送信したメールで明らかになったもので、CNETなどが報じている。閉鎖されたサイトは、問題発生から約1週間後の7月26日に一部が回復しており、「We'll be back soon.」の画面からメンバーセンターの機能メニューが表示され、一部機能へのアクセスが復活していた。その後順次復旧が行われ、今週中の残り機能回復が改めて宣言された形となる。なお、Appleでは機能停止期間に合わせて開発者らの年間サブスクリプション終了日延長を発表している。