米Googleが申請した端末のパターン解除技術が米特許商標庁(USPTO)により特許として認められた。これはAndroid端末のパターン入力によるロック解除の応用にあたる技術で、セキュリティロックを解除するだけでなく、入力するパターンによってロック解除後に特定のアクションを実行することができるようになる。
同件はEngadgetなどが報じている。特許番号は8,504,842で名称は「Alternative unlocking patterns」、8月6日付けで特許登録されている。端末ロックの解除パターンの別利用について記した特許となり、従来のAndroidのようにロックパターンの登録で端末のセキュリティを強化するだけでなく、事前に特定アクションを指示したパターンを複数登録しておくことで、あとはパターンマッチングで端末ロック解除と同時にアクションを実行できる。考えられる用途としては、パターン解除と同時にカメラやWebブラウザの特定ページを起動したり、あるいはメール返信を行うといったアクションがある。現在でもセキュリティなしのロック解除画面ではカメラやメール機能を直接呼び出せているが、こうした機能をセキュリティ付きで意図的にパターン入力により選択できるようになるとみられる。
ただ、同特許ではAndroidでの具体的な実装には触れておらず、Google自身も導入計画についてコメントしていない。おそらくはAndroid 4.3より先の将来バージョンで取り込まれることになるとみられる。
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