韓国Samsung Electronicsが「SAMSUNG GALAXY GEAR」という商標を申請したことが話題になっている。同社ではこれを「腕時計型のウェアラブルデバイス」と説明しており、これが今春話題となった同社の腕時計型デバイスの名称ではないかと考えられている。

同件はWall Street Journalなどが報じている。もともとは米特許商標局(USPTO)のサイトに7月29日に掲載された登録情報が基になっており、申請番号は「86022079」、名称は「SAMSUNG GALAXY GEAR」となっている。説明によれば、これはインターネット接続または電話呼び出し、電子メール/メッセージの送受信機能を持った腕時計、リストバンド、腕輪の形態のウェアラブル(もしくはハンドヘルド)型デジタル電子デバイスであり、それとは別にスマートフォンやタブレット、ポータブルなコンピュータ向けという表記も加えられている。いわゆる腕時計型のウェアラブルデバイスのほか、同デバイスを含む周辺エコシステムの総称のようだ。

またWSJによれば、同社は韓国の特許局(Korea Intellectual Property Rights Information Service: KIPRIS)にも、この腕時計型デバイスのデザインスケッチを登録しており、その内容を確認できる。おそらくだが、製品の正式発表の日程が近付いており、早ければ今年末か来年初頭にも製品が市場に出回っている可能性がある。

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