『KAITからだカルテ』との連携イメージ

シー・エス・イー(以下CSE)と神奈川工科大学は8月5日、CSEが開発・導入支援した、神奈川工科大学のモバイル学生証に、タニタの体組成計を連携させる新機能『KAITからだカルテ』を追加したことを発表した。

来年度からは学食と連携した摂取カロリー管理機能も

神奈川工科大学では、2006年より国内初のモバイル学生証を導入するなど、学生にITを利用した先端のサービスを提供してきた。モバイル学生証は、携帯電話・スマートフォンを利用して、授業の出席、教室の入室、図書の貸出等を管理するもので、学食・売店・自動販売機、各種証明書発行等での電子マネー利用などが行える。

今回、学生の日々の健康管理や病気予防に着目して、「KAITからだカルテ」を導入。これは、同大学の図書館内に設置したタニタの業務マルチ周波数体組成計MC-980A(※)を利用した、学生の日々の健康や病気予防をサポートする健康管理システム。モバイル学生証と体組成計をネットワークにつなげることで、在籍期間中は自動で計測データが記録される。

同システムを取り入れることで、学生の日々の健康状態を確認することができ、学内にいながら自主的にきめ細かな健康管理を行うことが可能に。学生は在学中無料で『KAITからだカルテ』を利用できる。  

また、体組成計は図書館に設置しているため、学生が図書館を身近に感じるというメリットもある。計測しながら、健康・食育の知識に触れることができるスペースを提供する。

今後は計測データを学生の了承を得たうえで、栄養生命科学科の研究データとして、またスポーツ科学の分析データとして活用することも検討している。来年度からは学食と連携した摂取カロリー管理機能の拡充を予定しているとのこと。

※体重、体脂肪率や筋肉量のほか、推定骨量など全身の体組成だけでなく部位ごとの筋肉量、脂肪率を計測・表示する体組成計。