歌手のCharaが、上戸彩主演の映画『武士の献立』(12月14日公開)の主題歌として、新曲「恋文」を書き下ろしたことが5日、明らかになった。
同作は、『釣りバカ日誌』シリーズなどで知られる朝原雄三監督がメガホンを取り、包丁侍の家に嫁いだ娘・春(上戸彩)が、不器用な夫とぶつかりながらも次第に夫婦愛と絆を深めていく姿を描いた。上戸のほか、夫・安信役に本作が初の時代劇となる高良健吾、若夫婦を温かく見守る母・満役に余貴美子、安信の父で実在した加賀藩屈指の包丁侍・舟木伝内役に西田敏行。さらに夏川結衣、成海璃子、柄本佑、緒形直人、鹿賀丈史といった豪華俳優人が脇を固めている。
Charaが実写映画に楽曲を提供するのは、『蛇にピアス』(2008年)の「きえる」以来5年ぶりで、本格時代劇への楽曲は今回が初となる。「私は愛する人に手料理で時間をプロデュースするのは好きです」と語るCharaは、同作の魅力を「春のようにけなげな日本女性像、それでいて信念が揺るがない、笑顔のかわいらしい女性と、この映画を見た男性は『恋をしてみたい!』と思うのではないでしょうか?」と解説。また、新曲「恋文」については、「恋をすれば少なからず、ぐっと気持ちをのみ込むということを経験するはず。時代が変わっても会いたい人は会いに行く。伝えたい事は伝える努力をする。自分を信じる力は人を成長させると思っています」と同曲に込めた思いを語った。
一方の上戸は、「とてもうれしかったです。 Chara さんは、昔から大好きなアーティストの方なので、お聞きした瞬間、やったー! と思いました」と大喜び。「もしかすると若い人のなかには、時代劇に抵抗がある方もいるかもしれませんが、Charaさんの音楽によって若い世代の皆さんに時代劇をさらに身近に感じていただけると思います。歌詞の内容もとても(主人公の)春っぽくてすてきですね」と同曲の役割を説き、「エンディングで楽曲がかかって、作品全体が Charaさんの音楽によってあたたかく包み込まれ、未来に向かって励ましてくれているような感じがしました」と絶賛していた。