仕事をしていく上で注意しなくてはいけないことはいろいろあります。中でも社内外を問わず、人との付き合いは分け隔て無く広くしておくことが肝心です。困った時などに、救いの手を伸ばしてくれる人を得るためにも、是非、次の言葉を覚えておいてください。
本日の論語
『子曰、君子周而不比、小人比而不周』(子いわく、君子はしゅうして比せず、小人は比してしゅうせず)
意味
君子というものは、誰とでも分け隔てなく幅広く人と交わることができる。だが小人は、偏った狭い交わりしかできないものである。
解説です!
エリートは、特定の人たちだけを優遇するような「なれあい」の交遊は好まずに、幅広い人たちと付き合うものです。逆に、徳がなく私心の強い小人は、お互いの利益を図るために身内だけの交遊を求める傾向があり、その結果、視野も考え方も狭くなってしまいます。
こんなシーンで役立ちます!
ビジネスには必ず取引相手がいます。しかし、残念ながら全ての人がいい人とは限りません。仕事相手によっては、自分の周囲の人の言うことしか聞かない人もいます。そうした人に出会った時など、自分の気持ちを静めるためにも、この言葉を思い出してください。いちいち腹を立てていては身が持ちませんよ。