横浜市のみなとみらい21地区に、最新のアウディのフルラインナップが一堂に会する国内最大級のショールーム「Audi みなとみらい」がオープンした。8月4日のグランドオープンに先立ち、俳優の浅野忠信さん、タレント・モデルの森泉さん、横浜市の林文子市長らゲストを招いてのオープニングセレモニーも開催された。

プレミアムスポーツカー「R8」を囲む浅野忠信さん、森泉さんと、アウディ ジャパン代表取締役社長の大喜多寛氏(写真右)

テープカットには横浜市の林文子市長(写真中央)も参加した

林市長はかつて、アウディ ジャパン販売の前身にあたる「アウディ東京」の元代表取締役でもあったという。お祝いに駆けつけた浅野さんは、「横浜で生まれ育ち、いまもしょっちゅうドライブに来ている」とのこと。森さんはこの日の衣装について、「今日はアウディをイメージするレッドをファッションに取り入れてみた」とコメントした。

「Audi みなとみらい」はカップヌードルミュージアムに隣接し、横浜赤レンガ倉庫のそばという好立地

冒頭、挨拶に立ったアウディ ジャパン代表取締役社長、大喜多寛氏は、「開港150年以上の歴史を持ち、洗練されていて、トレンドを生み出し続ける横浜は、アウディのイメージと本当にぴったり」と、みなとみらい地区への出店の理由について説明。「アウディの販売店は、この『Audi みなとみらい』でやっと106店舗目。メルセデス・ベンツやBMWは200店舗前後と、数字ではかなり差をつけられているが、我々は『Audi みなとみらい』のようにクオリティの高い店舗を、130くらい運営していきたい」と、今後の戦略を語った。

「Audi みなとみらい」は、外観にアルミ材によるハニカムパネルファサードを採用し、アウディの先進性を表現。スポーティなイメージを強調した室内には、2台のプレミアムスポーツカー「R8」をはじめ、アウディの最新ラインナップが18台展示されていた。モノトーンで統一された室内に、「シグナル グリーン」「スズカ グレー」などと名付けられたカラフルなボディのマシンが並ぶ様子は、まるでサーキットのパドックエリアのようだ。

また、敷地内には「Audi Approved Automobile みなとみらい」も併設。アウディ認定中古車23台が並べられていた。

「R8」をはじめ、「RS5」「A8」「Q3」などアウディの最新ラインナップ18台を展示

アウディ認定中古車を展示する「Audi Approved Automobile みなとみらい」も併設

サービス工場は3階。1階には納車のためだけに特別に用意された「ハンドオーバー」エリアがある

アウディ純正アクセサリーや「アウディ コレクション」の展示ラインナップも国内最大模を誇る

「東京おもちゃ美術館」と共同開発したキッズルームを設置。日本とドイツの木製玩具で、安心して遊べる

創作「パンペルデュ(フレンチトースト)」や世界のシーフードを味わえる「Audi Cafe」も併設

ショールームでは、「カスタマーディライト」をキーワードに、満足を超えた感動を与えるサービスを展開。さらに、クルマのショールームとしての役割にとどまらず、地域に根ざした交流の場をめざしている点も特徴だという。大きな施設空間を利用して、「東京都おもちゃ美術館」と共同開発したキッズルームを設置しているのもその一例。他にカフェ施設「Audi Cafe」も設けられ、誰もが気軽に利用できるようになっている。森泉さんも、「Audi Cafe」に興味津々の様子だった。

「車のショールームってどうしても緊張してしまうけど、ここはリラックスできる。ショールームに来たというより遊びに来た感じ」と浅野さん。その言葉の通り、「Audi みなとみらい」は、クルマ好きがふと立ち寄れる、横浜の新しい観光スポットになりそうだ。