本田技研工業の米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーターは、新型「NSX」試作車両の世界初公開となるデモンストレーション走行を、インディカー・シリーズ第14戦「ホンダ・インディ200・アット・ミッドオハイオ」の決勝日である8月4日に実施したと発表した。
デモンストレーション走行の会場となったのは、米国オハイオ州ミッドオハイオ・スポーツカー・コースで、走行した車両は、2015年に北米で発売した後に全世界で販売を予定している新型NSXの試作車両。
新型NSXは、軽量なボディに次世代の直噴 VTEC V型6気筒エンジンをミッドシップレイアウトで配置するとともに、高効率・高出力のハイブリッドシステム「SPORT HYBRID SH-AWD」を搭載。SPORT HYBRID SH-AWDは、エンジンと高効率モーターを内蔵したデュアル・クラッチ・トランスミッションを組み合わせ、前輪の左右を独立した2つのモーターで駆動する電動式の四輪駆動システムを搭載したハイブリッドシステムとのこと。
現在は、2015年の量産開始に向けてホンダR&Dアメリカズで開発を行っており、量産を行う四輪車生産工場「パフォーマンス・マニュファクチュアリング・センター」は、オハイオ州のメアリズビル四輪車工場に隣接して設立される予定。