ポルシェ ジャパンはこのほど、2013年度上半期の全世界での売上を発表した。売上高は4%増の70億3,000万ユーロとなり、営業利益も前年度の数値を3%上回る12億9,000万ユーロを記録。販売台数は18%伸びて8万1,565台だった。
2013年度上半期の販売台数は、中国で20%増の1万8,323台、米国では30%増の2万1,309台だった。一方、欧州では厳しい経済環境の中で、上昇率は2%にとどまり、販売台数は2万6,199台となっている。
モデル別の販売台数では、「ケイマン」と「ボクスター」が186%アップという最も高い伸びを示し、全世界で1万2,886台が販売された。最も販売台数が多かったのはこれまで通り「カイエン」で、販売台数は22%増の4万2,354台。その次に売れたのは「911」シリーズで、10%増の1万5,834台だった。これまで2番目に販売台数の多いモデルだった「パナメーラ」は33%減の1万491台だったが、これはモデルチェンジも影響しており、新しい「パナメーラ」モデルは7月に販売開始されている。
今後、ニューモデルとして、「Macan」と「918スパイダー」が控えているが、どちらも今年中に生産が開始されるものの、販売は2014年になる見通し。それでもポルシェは2013年度下半期に楽観的な見通しを維持している。「911」にGT3やターボ/ターボS、さらに「911 50th アニバーサリーエディション」が販売され、プレミアムセグメント初となるこのプラグインハイブリッドモデルを含む「パナメーラ」の販売もすでに開始されているためだ。