フィンランドのNokiaが9月末に米ニューヨークでのイベント開催を計画しているという。まだ噂の域を出ないが、スマートフォン新製品発表の端境期にあり、ARMプロセッサを搭載したWindowsタブレット発表の可能性も示唆されている。
同件はWindows Phone Centralが報じている。同誌はイベントが実際に実施され、さらに発表会の性格をともなったプレスイベントであるかについては明言していないが、場所は米ニューヨークで9月26~27日の会期が設定されているという。ただ、米国会場ということでグローバル製品ではなく、どちらかといえば米国向け製品の可能性が高いとしているようだ。Nokiaは直近でLumia 625/925/1020と立て続けに新製品を発表しており、さらに年内にはGDR3といわれるWindows Phone 8の最新アップデート提供が開始される見込みだという。諸般の事情から判断して、ここで発表されるデバイスの可能性の1つとしてWP Centralが挙げているのがタブレットだ。
同誌によれば、GFXBenchのサイトに「Nokia RX-114」という名称のタブレットが掲載されていることが確認できるという。これによれば、当該タブレットはQualcomm製のARMプロセッサを搭載し、GPUはAdreno 330、OSはWindowsだという(おそらくWindows RT)。スクリーンサイズは1371×771となっているが、おそらくは1366×768というWindows 8タブレット標準の16:9スクリーンのものだと考えられる。これはSurface RTと同程度の解像度であり、11インチクラスのタブレットと想像できる。またWP Centralは過去にNokia製タブレットを見たことがあるという匿名情報として「外見はLumiaで本体色は明るい赤」という情報も紹介しており、あくまで噂レベルの話とはいえ興味深い。