LIXILは、ふだんから節水を心がけている東京都・大阪府在住の主婦を対象に、「節水」に関する意識調査を実施した。調査は7月17日・18日に行われ、824件の有効回答を得た。
節水は「水道料金を抑えるため」が9割超える
まず、現在節水を行っている理由について尋ねたところ、94.3%が「水道料金を抑えるため」と回答。2位の「環境問題を考えて」(45.3%)を大きく上回った。今年は昨年以上に節水が必要かを尋ねたところ、84.6%が「必要だと思う」と回答(とても思う・何となく思うの計)。その理由は「少雨で水不足が予想されるから」(52.0%)が最も多かった。
また、節水を心がけているときはいつか尋ねると、「風呂に入るとき」(86.0%)が最も多かった。「台所を使うとき」(82.6%)、「洗面所を使うとき」(69.4%)、「洗濯をするとき」(68.8%)、「トイレを使うとき」(38.1%)」と、家庭のいたるところで節水を意識していることが分かった。
最も水を使っていると思うのは「風呂に入るとき」
ふだんの生活の中で最も水を使用していると思うシーンを尋ねたところ、65.9%が「風呂に入るとき」と回答した。以後、「洗濯」(15.9%)、「台所」(8.4%)、「トイレ」(7.5%)と続くが、実際に、一般家庭の水の使用量が最も多いのは「トイレ」で、使用量全体の約28%を占めており、事実と感じ方の違いに大きな差があることも明らかとなった。
1カ月の水道料金の平均は4,660円
現在の1カ月の水道料金について尋ねたところ、平均は4,660円で、最も回答数が多い料金帯は「3,000円~3,999円」だった。さらに、1カ月の水道料金をどの程度下げたいか聞くと、平均は1,958円。最も回答数が多い料金帯は「1,000円~1,499円」で、実際にかかる水道料金と比較すると、平均で約4割値下げしたいという願望があるようだ。
節水疲れの理由は「結果が表れにくい」
節水を行うことに楽しさや疲れを感じることがあるか尋ねると、全体の30.9%が「たまに疲れる」「とても疲れる」と回答した。疲れる理由について聞くと、「結果に表れにくいから」(64.7%)、「家族の協力がないから」(31.4%)、「誰もほめてくれないから」(19.6%)などが挙げられた。
今後、節水機器を導入したいかを尋ねたところ、60.2%が何らかの節水機器を導入したいと回答。導入したい機器について尋ねると、1位は「節水型洗濯機」(29.2%)。2位は「節水型トイレ」(27.5%)、3位は「食器洗い機」(16.0%)だった。