みずほ銀行は1日、100%出資子会社であるブラジルみずほ銀行(Banco Mizuho do Brasil S.A.)が、同国経済の中心地サンパウロにて営業を開始したと発表した。

ブラジルは、約2億人の人口、日本の約23倍の国土など、経済発展のための高いポテンシャルを有した、世界有数の資源大国。2014年サッカーワールドカップ、2016年オリンピックと世界的イベントを目前に控え、BRICs諸国の中でもその注目度は高く、引き続きインフラ整備などの大型投資による経済成長が見込まれているという。

ブラジルみずほ銀行の開業により、地場通貨(ブラジルレアル)建貸出、預金、為替、デリバティブ取引など幅広いサービスを顧客に提供することが可能となる。資源、インフラ関連ビジネスはもとより、国内中間所得層の成熟などによる内需拡大も見込まれることから、日系・アジア系企業をはじめ世界各国からブラジル進出の機運も高まっており、更なるビジネスチャンスの拡大が期待されている。

ブラジルみずほ銀行は、顧客のブラジルにおけるビジネス拡大並びに、ブラジル経済の発展に貢献していくとしている。