全日空(以下ANA)は、ANAブランドのコンセプトを表す「Inspiration of JAPAN」の文字をデザインした飛行機を8月下旬より就航開始する。また、合わせてサービス内容を向上。年度を通して新しいサービスを提供していく。
「ザ・コノシュアーズ」が手がける機内食
機内食は、10名の著名シェフ、5名のドリンクのプロフェッショナル、ANAシェフで編成する総勢24人の匠からなる「THE CONNOISSEURS(ザ・コノシュアーズ)」がプロデュース。9月1日より、国際線(日本発便)の食事・ドリンクと、国内線プレミアムクラスの食事(一部)がグレードアップする。
例えば、9月~11月の国際線は、京懐石「辻留」の懐石(ファーストクラス)、ミシュラン二つ星の日本料理「石葉」の献立(ビジネスクラス)、エアラインケータラーによるフレンチコースメニュー(ビジネスクラス)など。また、ビジネスホテルでは初めて、デザートを選べるシステムも導入した。これらはすべて、路線によって異なる。
国内線プレミアムクラスの食事では、17時以降の食事時間帯(プレミアム御膳)で、各地を代表する名店の味が楽しめる。また、軽食時間帯(プレミアム茶房)では、 日本人パティシエ、青木定治氏によるスイーツを提供する。
長距離国際線の寝具を一新
また、長時間フライトのファーストクラス・ビジネスクラスの寝具もリニューアルする。
ファーストクラスでは、テイジンの高機能繊維「ナノフロント」を、 東京西川の最新技術で創りあげたコンフォーター(掛け布団)を採用。マットレスには東京西川の「AiR」、枕も東京西川「エンジェルフロート」、ブランケットには、テネリータのオーガニックコットンを取り入れた。持ち帰り可能な両面ニット素材のリラックスウェアも用意している。
ビジネスクラスでは、ベッドパッドは東京西川「エアーサイクロン」をANA BUSINESS STAGGEREDシート用にカスタマイズ。コンフォーターは身体にフィットするボディラインキルト、枕は首から後頭部にぴったりフィットする東京西川の立体構造枕を取り入れた(日本発着の北米・ヨーロッパ路線/ホノルル線を除く)。
また、ビジネスクラスでは、アメニティキットのサービスを開始。ロクシタンのアメニティをポーチにセットして提供する。