iOS 6の公開時点では地図の精度に難があり、散々な評価だった「マップ」。3月のアップデートで地図データが修正され、建物の位置がおかしかったり実在しない駅名が表示されたりといった問題の多くは解消された。「Google Maps」を選ぶユーザは多いが、標準装備の「マップ」もときどき使うようになった、というユーザも少なくないはずだ。

アップデート後の「マップ」は、確かに地図データの精度が上がっており、コンビニエンスストアやファストフードの店舗は最新のデータで位置を示してくれる。六本木や渋谷などの繁華街でもほぼ誤差なしに位置を示してくれるので、迷うことがない。結果をリスト表示すれば、たくさんの候補のなかから選ぶこともできる。

しかし、繁華街で「コンビニ」などと検索した場合、たくさんの店舗がヒットしてわかりにくくなることがある。たとえば、「コンビニエンスストア ○○○一丁目店」のはずが、前半に付くチェーン名が長いために他店と見分ける基準となる「○○○一丁目店」が1行に表示しきれないのだ。ひとつひとつ矢印ボタンをクリックして詳細情報をクリックすると時間がかかるので、実用的とはいえない。

そんなときのちょっとしたコツが、iPhoneを「水平持ち」すること。垂直から水平に持ちかえれば、リストが横方向に伸びるため、コンビニエンスストアのチェーン名を含めた長い店舗名も1行に収まる。これで、ひと目見るだけで「○○○一丁目店」と「○○○二丁目店」の区別がつくはずだ。

操作手順をカンタン解説

1 「マップ」を起動し「コンビニ」と検索すると、繁華街の場合は多数の店舗がヒット(店舗は赤いピンで表示)する

2 ピンは誤タップしがちなため、画面右下のカールした部分をタップしてメニューを表示し、「結果をリスト」ボタンをタップする

3 ヒットした店舗がリスト表示されるが、後半が省略されてしまい見分けがつかなくなる

4 iPhoneを水平方向に持ちかえると1行あたりに表示できる文字数が増え、長い店舗名の見分けがつくように表示できる

(提供:iPad iPhone Wire)