公式発表会に臨んだ(左から)チョッチ氏、モンティ氏、城氏

イタリアのセリエA、「インテルナツィオナーレ・ミラノ」の下部組織と直結した日本の子供向けサッカースクール「インテルアカデミージャパン」の東京開校に伴い、8月1日、イタリア大使館にて公式発表会が行われた。アカデミーのテクニカルディレクターには、Jリーグ・横浜マリノスなどで活躍した元日本代表の城彰二氏が就任する。

園児から小学生までが対象、優秀選手は本場・イタリア研修へ

今回は、代々木校(毎週水曜開催)、渋谷区教育委員会主催スクール(毎週金曜開催)、佐久校(合宿場:年4回開催)の3校が、10月より開校される。

開校クラスは「幼稚園児」(バンビーニ)から「選抜クラス」(スペリオーレ)までの5種類あり、選抜クラスの中からさらに選ばれた15人は、毎年1週間、イタリアでの研修に参加できる。現段階では、入会するための試験などを課す予定はなく、入会の意思を持った子供たちをすべて受け入れる予定だという。

元プロのイタリコーチが技術指導、本場の育成責任者も定期的にチェック

日本で技術指導に当たるヘッドコーチのマッシモ・チョッチ氏と、インテルアカデミーイタリア本部の育成責任者のマルコ・モンティ氏は、共に元セリエAの選手で、本場のイタリアサッカーを熟知している。モンティ氏は日本に滞在しないが、年に2回、定期的に来日し、直接指導とスキルチェックを行う。

本部とのパイプ役として、城氏の手腕に期待

テクニカルディレクターの城氏は、スクールの練習に参加しながら、子供たちの成長をチェックし、定期的にイタリア本部と連絡を取る「パイプ役」をになう。城氏は「インテルとじかにつながっているスクールということは、日本の子供たちに影響を与えると思う。パイプ役としてしっかり子供たちを支えて、(現在、インテルで活躍する)長友選手に続く選手を輩出できるように、日々、努力していきたい」と抱負を語った。

笑顔で意気込みを語る城氏(右)