子供と過ごす時間への満足度

イケア・ジャパンはこのほど、「子供との生活に関する意識調査」の結果を公表した。調査は7月16日~17日に全国の3~12歳の子供を持つ既婚男女1030名を対象にインターネットで実施した。

子供と過ごす時間が「足りていない」父親は4割

3~12歳の子供を持つ父親・母親に子供と過ごしている時間について聞くと、平日は全体で平均7.2時間、父親が平均4.2時間、母親が平均10.1時間、子供と一緒に過ごしていることがわかった。休日は全体で平均12.4時間一緒に過ごしている。

子供と過ごしている時間の満足度を尋ねると、父親の37.2%が「足りていない」と回答した。子供と過ごす時間の満足度と実際に過ごしている時間の平均を比べると、過ごす時間が「足りている」人と「足りていない」人の差は平日に目立っていたとのこと。同調査では、「平日にもっと子供と過ごしたいという親の意向が見受けられる」と分析している。

父親が子供とコミュニケーションをとるのは週末

子供と親でどちらが話しかけることが多いかを聞くと、「子供と過ごす時間が足りている」人の65.6%が「子供からあなた(親)に話しかけるほうが多い」と回答した。一方、「子供と過ごす時間が足りていない」人の中では51.3%が「あなた(親)から子供に話しかけるほうが多い」と回答している。

子供から話しかける頻度

1日のうちで、子供とコミュニケーションをとるシーンを尋ねると、父親では全体の半数以上が「週末」と回答した。子供と過ごす時間が足りているかどうかで比べると、「足りている」人の70.0%が「夕食時」と回答しているが、「足りていない」人では50.5%だった。母親では全体の約80%が「夕食時」と回答している。

父親における家事・育児の貢献度は?

父親の家事や育児への参加度について聞くと、80%以上の父親で参加度が5割未満ということが分かった。また、父親における、子供とのコミュニケーションがうまくとれない理由は「仕事をしている時間が長く、子供と顔を合わせる機会が少ないから」が60.9%で最も多かった。次に多かったのは、「子育ては、配偶者に任せることが多いから」の27.8%。

父親の家事参加度

平日、学校から帰宅した後の子供の行動について調べると、「宿題・勉強をする」が31.2%で最も多く、「外で遊ぶ」(22.5%)、「習い事・塾にでかける」(15.9%)、「家でテレビをみる」(12.9%)が続いた。今後親子でやりたいことについては、母親では「料理・お菓子づくり」(58.1%)が最も多く、父親では「子供の勉強をみる」(41.9%)が最も多かった。