厚生労働省は31日、2010年の市区町村別生命表を発表した。それによると、平均寿命が最も長かった市区町村は、男性が長野県松川村の82.2歳、女性が沖縄県北中城村の89.0歳となった。
男性の2位は神奈川県川崎市宮前区の82.1歳、3位は神奈川県横浜市都筑区の82.1歳、4位は長野県塩尻市の82.0歳、5位は沖縄県南風原町の81.9歳。女性の2位は島根県古賀町の88.4歳、3位は北海道壮瞥町の88.4歳、4位は熊本県菊陽町の88.3歳、5位は福岡県太宰府市の88.3歳となった。
一方、平均寿命が最も短かった市区町村は、男女ともに大阪市西成区で、男性が72.4歳、女性が83.8歳だった。
次に短かったのは、男性が高知県土佐清水市の75.6歳、大阪市浪速区の75.9歳、青森県青森市の76.5歳、青森県東通村の76.5歳。女性が和歌山県御坊市の84.0歳、青森県階上町の84.2歳、大阪市東淀川区の84.3歳、青森県大間町の84.4歳となった。
全国平均寿命は、男性が79.6歳、女性が86.4歳。男女の平均寿命の差が最も大きいのは大阪市西成区の11.4歳、最も小さいのは奈良県川西町の4.1歳だった。
同省では、人口動態統計と国勢調査に基づき、5年ごとに同表をまとめており、今回で3回目。平均寿命は小数点第2位を四捨五入して算出し、年齢が同じでも同列順位とならない。