ダンサーの紅蘭と元ボクシング選手の具志堅用高が先月31日、都内で行われた、映画『アイアン・フィスト』の公開記念イベントに出席した。

映画『アイアン・フィスト』の公開記念イベントに出席した紅蘭

同作は、ヒップホップグループ"ウータン・クラン"のRZA(レザ)がクエンティン・タランティーノ監督のサポートを受けて制作したカンフーアクション作品。19世紀の中国"ジャングル・ビレッジ"で暮らす鍛冶屋のブラック・スミス(RZA)は、武装集団・猛獅会の内部紛争に巻き込まれて両腕を斬り落とされてしまう。鉄の拳を付けて"アイアン・フィスト"となった彼は、村に流れ着いたジャック・ナイフ(ラッセル・クロウ)と猛獅会に戦いを挑む――というストーリーで、映画は3日から全国公開予定。

"アイアン・フィスト"の格好で出席した宣伝隊長の具志堅は、「これ本当に吹っ飛びますよ~」と鉄の拳にご満悦で、「今までにない迫力だけど、動きが速すぎてよく分からなかった。まばたきしない方が良いね」と笑いを誘いつつPR。また、俳優・草刈正雄を父に持つ紅蘭は、劇中のルーシー・リューを模した深いスリットの入ったチャイナ風の衣装で登場し、「小学校の時からRZAが大好き。ヒップホップ、アクション、エロの3つが合わさった刺激的な映画」とアピール。写真撮影では、8人の"女性刺客"が吹っ飛ぶマカンコウサッポウを披露して観客を沸かせた。

イベント終了後、報道陣の取材に応じた具志堅は「現役の時の俺の方が速いと思う」と"アイアン・フィスト"への対抗心を見せたが、「みなさん体が大きいから、すぐに吹っ飛ばされそう。セリフも覚えられないから、俺には主役は無理」とポツリ。また、格闘技団体・パンクラスのオフシャルサポーターに就任したばかりで自身もキックボクシングをたしなむ紅蘭は、「格闘技が大好き。筋肉を付けるためにウエイトトレーニングをするのにハマってる」と話し、「格闘技の映画だったら興味あるし、出てみたい」と女優業に意欲も。父・草刈も芸能活動を応援しているようで「『自分らしく頑張れ。楽しんでやれよ』と言われてます」と笑顔で明かした。