バッファローは31日、DTCP+対応のNAS「LS410DX」シリーズを発表した。録画したテレビ番組を、インターネット経由で外出先から視聴できる。容量のラインナップと価格は、2TBモデルが38,850円、3TBモデルが47,775円、4TBモデルが61,215円(受注生産)。8月上旬から発売する。
DTCP+は著作権保護技術の1つ。地上デジタル放送をHDD録画したものなどをホームネットワーク内でやりとりする「DTCP-IP」を拡張して、インターネット側からの再生・視聴を可能にする規定を盛り込んだ。DTCP-IPのライセンス団体「DTLA(Digital Transmission Licensing Administrator)」が2012年1月に策定した「DTCP-IP 1.4」の通称が「DTCP+」。
本機へのコンテンツ保存は、テレビ/レコーダーから録画するか、DTCP-IP対応機器(テレビ/レコーダーなど)からのダビングやムーブ。ソニー・コンピュータエンタテインメントの「nasne」で録画した番組も、本機へダビング/ムーブできる。
これらのコンテンツをインターネット経由で視聴するには、付属ソフト「DiXiM Digital TV 2013 for Buffalo」(Windows Vista / 7 / 8対応)をインストールしたPCか、対応スマートフォンが必要。発表時点での対応スマートフォンは、NTTドコモの「ARROWS NX(F-06E)」と「Disney mobile(F-07E)」、Softbankの「ARROWS A(202F)」となっているが、動作確認が済みしだい順次公開していくという。詳細はバッファローのWebサイトで確認いただきたい。
3G回線でも快適に視聴できるように、保存コンテンツの画質や解像度を変換して配信するトランスコーダーを内蔵。一例として、3G回線では「低画質」設定、LTE回線では「中画質」設定、公衆無線LANでは「高画質」設定が挙げられている。テレビ番組の録画コンテンツだけでなく、写真/音楽/動画もインターネット経由で再生できる。もちろん、自宅のホームネットワーク内でも、各種コンテンツをPC、スマートフォン、タブレットなどさまざまなデバイスで再生可能だ。
そのほか、USBデバイスサーバ、USBプリントサーバ、iTunesサーバ、BitTorrentクライアント、Mac OS Xのバックアップ機能「Time Machine」対応といった機能を持つ。ネットワークインタフェースはGigabit Ethernet対応有線LANで、USB 2.0×1ポートを装備。
本体サイズはW45×D127.5×H205mm、重量は約1.3kg。NASとしての基本機能および付属ソフト(一部を除く)の対応OSは、Windows XP / Vista / 7 / 8 / RT、Windows Server 2008 / 2008 R2 / 2012、Mac OS X 10.6~10.8、iOS 4.3以降、Android 2.3以降。