ビー・エム・ダブリューはこのほど、「MINI Vision」と呼ばれるヴィジョナリーなデザインを先行公開した。コンパクトクラスの高級感と質をさらに高めるもので、エクステリア、インテリアともに革新的なアイデアを多数採用している。

「MINI Vision」

「MINI Vision」のデザインは、過去のブランド色を残しつつ、MINIの根底にある特徴や価値観を革新的技術や美学と組み合わせたものになっている。たとえば六角形のラジエーターグリルは、クラシック・ミニからの影響を受けているという。

MINIの特徴として、屋根とガラスハウス、ボディが明確に区分されていることがあるが、「MINI Vision」では、この特徴を軽い「オルガノメタル」を使って、なめらかに接続し合うユニットとした。また、楕円形のフルLEDライトは外側の輪がつねに光を発し、昼間のドライビング・ライト機能も果たす。両前輪のホイール・アーチに空気力学にもとづいた吸気口と排気口が設けられるなど、エアロダイナミクスの向上にもアイデアが凝らされている。

インテリアにおいては、最小のボディサイズで最大級の快適を提供することが細部まで追求されている。透明感があり開放的なコックピットと、フローティングタイプのセンターコンソールは、ドライバーと同乗者に、「小さな車内でワイドな室内空間」という驚くべき経験を与えるとしている。

特徴的なドライビング・エクスペリエンス・コントロール・スイッチは、ドライバーが「MINIと一体化モード」「運転集中モード」を選択できるようになっている。これらのモードは光と影の異なる色で表現され、「MINIと一体化モード」では、「MINIディスコ・フロア」として表情豊かな光が、色や形を変えながら足元を照らすようになっている。